28 October 2014

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日々の生活の中で物事へのウェイトのかけ具合というのは人によって異なっていて、それが固定されている人もいると思います。僕の場合はそれが流動的で、その時々で大きく違います。誰かと遊ぶことであっても、一時的に特定の誰かと一緒にいる時間が増えたり減ったり。趣味的なものでも、小説を読みたい時や漫画を読みたい時、アニメを観たい時など挙げればキリがないのですが、ウェイトのかけ具合は割とよく変化します。その時自分が置かれている状況や、場所なんかにも関わってくる事なのだと思います。今の僕は割と小説にウェイトが掛かっていて、先日実家から東京に戻る時の新幹線の中での何をしようかと考えていた時に、改札内の本屋さんでノルウェイの森が平積みされているのを見てどうしても読みたくなりました。アパートに帰れば本棚に置いてあるし、バッグの中には世界の終わりとハードボイルドワンダーランドが入っていて、暇つぶしには充分なのですが。それにKindleだってゲーム機だってあるというのに、どうしても読みたくなってしまうのです。こうなったら仕方がないので買うしかないです。
そんなわけで久しぶりにノルウェイの森を読むことにしました。冒頭からワタナベが37歳という事に驚き、前に読んだときは僕は何歳だっただろうかと思い出そうとしたけれど、無理でした。少なくとも37歳という言葉の響きの持つリアルさを感じとれる年齢ではなかった事は確かです。僕も確実に歳を重ねているのです。内容といえば相変わらず重苦しい雰囲気が続くわけで、少なくとも楽しく読める種類の本ではないですね。それでも読ませるのは今の自分に何かしら必要と思われる部分があるからだと思います。ただ、そういった感情も新幹線を降りてしまうと一旦保留になってしまうようで、車内では熱心に読んでいたのに今では少しずつ読み進めている状況です。
まさにウェイトのかけ方になるのですが、実家に帰省していた事や新幹線という閉鎖された中に身を置く状況等が、普段は読みたいと思わない話を何が何でも読みたいところまで持っていくわけです。普段あまり意識していない事だけど、毎朝の通勤で聴く音楽にもある程度の傾向があって、今日は元気が無いからPerfumeだなとか、なんだかRadioheadがどうしても聴きたいとか、単純なようで複雑なパターンがあるようです。最近は大体Perfumeなのですが。つまりは大体において元気が無く、先週の長い雨や、久しぶりに書店で本を注文したりという事も重なった上での帰省から来るノルウェイの森なのかもしれません。それにしても、ウェイトのかけ方が流動的とは言いつつ、僕は新しいものにというよりは大体において同じような場所をぐるぐると回っているわけです。そんな中に時々紛れ込んでくる新しい事象がとても面白く感じられたりするので、それはそれでいいように思います。新しい事が僕の中のループに定着するかはまた別の話で、誰かに勧められたりしたものだと、余計に時間が掛かったりします。自分でも面倒な性格だと思うのですが、何かを勧められても一旦保留にして、長い時間をかけて浮上してきたものを選びとるような感じです。もっと素直に新しいものを楽しめたらいいのですが。そろそろ冬が来て、ますます頑固になりそうな気がします。

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